血を吸う大地ッ!!

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あまりに不気味なハロウィン『ワンダ・ヴィジョン』S1EP6をザックリとレビュー

見知らぬ兄との共同生活

オススメ強度:★★★★

野暮なハナシだが2月なのにハロウィン回。しかし、思っていたよりずっと不気味なエピソードだった。今まで入っていた笑い声も聴こえない。途中で流れるYo-MAGICのコマーシャルも必見だ。冒頭、「子供らが勝手に家の中でカメラ回してます!」風な、いかにもキッズ向けシットコムあるあるみたいな、とにかくカラフル過ぎるOPに目がやられる。

ウェストビューに突然現れたピエトロ(エヴァン・ピータース)との暮らし。ビリーとトミーは子供っぽいピエトロにすっかり懐いていたが、ワンダは悪い影響を受けないか心配気味。一方でヴィジョンは、子供たちの面倒をピエトロに一任すると、父兄さん方と街の見回りをするべく一人家を後にするのだが…

※ネタバレ注意!

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ピエトロ、ワンダ、ヴィジョン、ビリーとトミー。原作に準拠したアレンジのコスチュームがどれも皆可愛らしい。子供時代のワンダ&ピエトロのコスプレはウィドウとニックのマネだろうか。

ピエトロの登場で何か良い方向に進展するのかと思いきや、ネタなのか本気で言っているのか分からないピエトロの口調のせいで余計ややこしい事態に。町の住人たちも最早ワンダ達にお構い無しの様子で、「今の何か変か?」とリテイクするか尋ね始める始末だ。

今回、街に一人で繰り出すヴィジョンの目線がカギとなっている。今まで街に居なかった子供たちが、今回は見渡す限り大勢出歩いている。住人たちを操っているのはワンダだが、どうやら彼女の力加減で走ったり歩いたり、あるいはPCのスクリーンセーバーみたいに一時停止状態にしたり出来るらしい。住宅街でヴィジョンが出会う、銅像のように停止していたり、あるいは同じ動作を絶えず繰り返している人々の様子がとにかく悲しく、不気味過ぎる。

アグネスやノーム、異様な住人の姿を観て、純粋に「開放してあげたい。救ってあげたい」と願うヴィジョン。アグネスが車をUターンさせると、ウェストビューの外へ向かうヴィジョンだったが…

一方で、かけ離れた姿のピエトロにどうしても釈然としないワンダ。記憶を二人で辿る内、過去のフラッシュバックや不躾な発言を繰り返すピエトロに振り回される。同じ頃、ビリーとトミーからヴィジョンの危機を伝えられ、狼狽するワンダ。場を和ませようとでもしたのか「ヴィジョンは心配すんな!どうせ死んでるんだからw」と地雷を踏んでしまうピエトロ。緒どころか堪忍袋ごとブチ切れたワンダは

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次週のワンダヴィジョンも絶対観てくれよな!!!

 

ヴィランは何者なのか問題

どうしても気になる黒幕の正体。今の所はワンダという事になってるが、絶対他にもヴィランがいるだろう。と言うかそうであって欲しい。観た感じ、アグネスは意外にも、被害を被ってる一般市民みたいだ。むしろ、ここに来て高圧的に振る舞い始めたヘイワード他、SWORDの連中も気になる。

瀕死になったヴィジョンの救助と外側のSWORD基地の制圧を両立すべく、ワンダはウェストビュー結界をめいっぱい膨張させる手に出る。たちまちサーカス団員と化してしまうSWORDのクルーとダーシー。だが、住人ひとりひとりを操る事はワンダのパワーをもってしても限界がある事も示唆された。どうなるウェストビュー? どうなるワンダとヴィジョン? 一週間また悶々と待ち続けよう。