血を吸う大地ッ!!

映画,ゲーム,ドラマの感想ダラダラ書いてる

STARWARS新章『BAD BATCH』を観る

実質"CLONE WARS"新シーズンの幕開け

STARWARS記念日の5/4が今年も粛々と過ぎる中、Disney+にて"BAD BATCH"がいよいよ配信開始に。大方の予想通り、プロデュースからディレクションまでデイヴ・フィローニの指揮により製作された、実質的な"CLONE WARS"シーズン8の開幕だ。

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フォレスト・ウィテカーの気色悪さに震えろ!!『レポゼション・メン』をザックリとレビュー

SF的な記号より、依存が強い同僚のキモさが際立つ大怪作

オススメ強度:★★★★★

※ネタバレ注意!

カナダ、米国で共同製作された2010年公開の悪趣味なSci-Fi映画。俳優陣の演技力や表現は流石の一言。特にジュード・ロウとアリシー・ブラガの表情に吸い込まれてしまう。更にオチのどんでん返しから「近代でも稀な、最もショッキングなバッドエンド」との評もある一方、「ジュード・ロウ主演の映画は、批評家ウケこそ良くてもコケる」というジンクス通り、そこそこな製作費に反して劇場興行では全く振るわなかった一作。

SDGsとかESG投資とか、「持続可能社会を目指そう!」「人権を尊重した経済活動!」「海賊的な経営をする会社を追放しよう!」とか、11年前の映画にして近年の経済や環境社会の世相を予見したかの様な、鋭いメッセージもあるにはあるんだがぶっちゃけそんな事がどーでも良くなるぐらい共演のフォレスト・ウィテカーがキモ過ぎ、怖過ぎなのだった。

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様々な思惑がNYCで激突する『ファルコン&ウィンターソルジャー』S1最終回をザックリとレビュー

覚悟を決めるサム、自分なりのケジメを着けたバッキー

オススメ強度:★★★★

きな臭い空気が漂うNY。仲間を失いながらもフラグ・スマッシャーズを再び結集させるカリ。サム、そしてスティーブの仇敵でもあるバトロック。今もしぶとく息が続いているらしいヒドラ残党。陰に潜みながら、不審な動きを見せるシャロン。ヤバい企みは水面下で蠢き続けていた。

イザイアとのふれ合いを経て、それでも盾を引き継ぐ事を決心したファルコンことサム。自棄になっていたジモを殺さず、生きて償う道を突き付けたジェームズ"バッキー"バーンズ。軍人として地位を剥奪され、苦楽を共にした戦友を失っても尚、キャプテン・アメリカとして闘おうと意固地になるジョン・ウォーカー。それぞれの正義感を内に秘めた漢たちが今、NYCで再び邂逅する。

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TitanFall2の憎っくき怨敵-VIPER-の思い出を語る

APEXに新顔登場

超人気バトロワゲー"ApexLegends"より、新しいシネマティックエピソードがラインナップ。そして、新レジェンド『ヴァルキリー』の参戦が確定したようだ。

前提としてAPEXはTitanFall(以下、TF)と地続きの世界である。来シーズンより参戦するヴァルキリーこと上原カイリはフロンティアに住まう日系人*1で、しかもTF2に登場した敵パイロットVIPERの娘さんなんだそうな。

ただTF2の難易度マスターでVIPERにそこそこ苦戦を強いられたパイロットとしては、当時の戦闘がトラウマの様に思い出され、ヴァルキリー自身もOWのファラみたいな空戦型との予想もあり、若干複雑な気がしないでもない。

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*1:遠い未来で未知の銀河系を開墾してる開拓者たちが、地球のルーツをどれぐらい継承している物か少し気になる所ではある。アニメーションに参画したクリエイターさん方には申し訳無いけど、シネマティック中では日本っぽい雰囲気は全く感じられなかった(-_-;)

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苦く複雑な"レガシー"の継承『ファルコン&ウィンターソルジャー』S1EP5をザックリとレビュー

我を失ったジョンと対峙するサムとバッキーだったが…

オススメ強度:★★★★★

前回、戦友を眼前で亡くし、我を忘れて公衆の面前で暴力に身を委ねてしまったジョン・ウォーカー。

カリを追跡する途中でサムとバッキーと合流した物の、改めて「盾を持つ資格は無い」と諭されてしまうジョン。しかし、意固地になったジョンが聞き分けるハズも無かった。カリという共通の敵すら忘れ、工場内で対峙するジョンとバッキー&翼。

スティーブやイザイアに投与されたそれと違い、現代技術で改良された超人血清の影響は凄まじく、機械的に強化された2人組vsほぼ生身の1人という状況すら覆し、サムとバッキーを圧倒するジョン。次第に攻め手が過激になるジョンを前に、サムとバッキーは止むを得ずドギツいお灸を見舞う事になる…

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Netflixのマジメなゾンビ物『飢えた侵略者』をザックリとレビュー

今週のお題「下書き供養」

色味が独特過ぎるゾンビ型ロード・ムービー

オススメ強度:★★☆☆☆

Netflixで絶賛配信中。ヨーロッパ映画みたいな朧げな雰囲気だが、舞台はヨーロッパじゃない。

  • 起承転結はハッキリしている方が好き
  • ハリウッド映画、日本のアニメの様なエンタメ作品をよく見る
  • ぼんやりした空気感がキライ
  • 道徳の教科書みたいな、大人向け絵本はもっとキライ

上記チェックにひとつでも当てはまる項目がある場合、本作はオススメ出来ないかも。

ゾンビ映画かつ群像劇であり、ゾンビのせいで文化レベルが後退しちゃってる片田舎を写した、ある意味ロード・ムービーの様な側面もある。『ゾンビ+旅』ジャンルの映画は結構人気で、コミカルな雰囲気のタイトルも多いんだが、本作はその点最初から最後まで超シリアスである。

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