APEXに新顔登場
超人気バトロワゲー"ApexLegends"より、新しいシネマティックエピソードがラインナップ。そして、新レジェンド『ヴァルキリー』の参戦が確定したようだ。
前提としてAPEXはTitanFall(以下、TF)と地続きの世界である。来シーズンより参戦するヴァルキリーこと上原カイリはフロンティアに住まう日系人*1で、しかもTF2に登場した敵パイロットVIPERの娘さんなんだそうな。
ただTF2の難易度マスターでVIPERにそこそこ苦戦を強いられたパイロットとしては、当時の戦闘がトラウマの様に思い出され、ヴァルキリー自身もOWのファラみたいな空戦型との予想もあり、若干複雑な気がしないでもない。
終盤に立ちはだかる強敵VIPER
VIPERはTF2の劇中で敵対するパイロット、かつ今回のシネマティックが公開されるまで、APEX PREDATORのメンバー中、唯一素顔が分からない人物だった。彼が繰る機体は長距離射程を捉え、空戦にも対応可能な軽量級タイタン"NORTH STAR"
しかし、オンラインでプレイヤーが実際に操作出来るNORTH STARと比べ、VIPERのそれは遥かに逸脱した性能を有している。特に空中制御能力とロングレンジのシナジーが凶悪で、ロケットを撃ちまくるフライト・コアもとにかくいやらしい。更に廊下みたいな構造のステージも厄介で、対抗策となるBTの装備が必然的に限られてしまい、特にスコーチキャノンでの攻略はかなりキビしい物がある。
単純にボス敵として強いだけで無く、TF2の主人公タイタンBT-7274を大破まで追い詰めた唯一の敵パイロットであり、BTが一度死ぬ遠因にもなった。その為、TF2のファンからはメチャクチャなヘイトを向けられていたんだが、今回のシネマティックで意外にも、子煩悩な父親だった事が判明。
父親を戦場に招き、みすみす死なせたブリスクを憎みたいカイリの気持ちも分かるんだが、VIPERを殺したのはクーパー=他ならぬTitanFall2を遊んだプレイヤー自身である為、かつてのパイロット達は若干複雑かもしれない。*2 一方、合理主義的でがめつい男ブリスクが、今回も体よく金稼ぎのコマを手に入れた風でありまたしてもジジイだけ独り勝ち状態である。
クセモノしかいないAPEX PREDATOR
思い返せばブリスク含め、TF2のAPEX PREDATORのメンバーは個性際立つクセモノ揃いだった印象。ヤク欲しさのついでに傭兵稼業をしているKANE、敗残兵の耳を切り落としてコレクションしてるRichter、性能テストと称して捕虜を殺してるサディストなアンドロイドASH、傭兵とは到底思えないプッツン女のSLONEという、全員が全員FPSの敵キャラとしては濃すぎるキャラクター性を有していた様な印象。
また、野蛮人染みた雰囲気のAPEX PREDATOR中にあって、航空用語も織り交ぜたVIPERの登場時や戦闘中の煽りセリフが「あるまじき詩的さ」と海外プレイヤーの間で度々ネタにされている。以下はその一例で、他にもこんな感じのがまだある。
voodoo one, VIPER on station, your journey ends here pilot.
こちら、ヴードゥー1。VIPER、交戦する。
お前の旅も遂に終わりだ、パイロット。
the sky belongs to me. nowhere to run, nowhere to hide.
この空は俺のモノだ。逃げ隠れなど、最早出来ん。
Tally engage Bandit.
所属不明機を敵機と確認。
you hear that ringing in your ear, son? dodge this.
おい小僧、この轟音が聴こえてるか? 避けてみな。
you need to move little faster than that son, speed is life.
お前もう少し素早く出来ないのか? 速さこそが命だぞ。
you hitched your last ride, son. this is your stop.
ドライブもとうとう終わりだなガキ。コイツで終点だよ。
あー、なんか書いてたら、またTitanFall2遊びたくなって来た。聞けば海外でTF2のソフトがわずか3$で投げ売りされていたらしく、オンラインが最近また盛況らしい。まだフロンティアで戦える現状とは信じられない。ホントにありがたい限りだ。
