簡単なタクシー業務のハズだったんだが…
オススメ強度:★★★★☆
前シーズンでも度々見られた、所謂『サブクエスト』回。ドラマ開始と同時に、盗賊を簡単にいなしてしまう主人公の腕に感嘆してしまう。
また、とにかく母性をビシバシ刺激するエピソードでもある。カエルの御婦人とタマゴ達を心配する一方、今まで「ベイビーヨーダなら目に入れても痛くない!!」と豪語してた視聴者たちが、手のひら返してベイビーヨーダにキレ散らかした回でもある。
前回、タトゥウィーンの寂れた峡谷でクレイトドラゴン討伐を完了し、約束通りコブ・ヴァンス(ティモシー・オリファント)からマンダロワ装甲を受け取ったディン。しかし、当てにしていたマンダロリアンの生き残りとは、結局会えず終いとなった。
盗賊を手早く撃退し、着陸パッドに戻るとペリ(エイミー・セダリス)から、とある婦人の護送を紹介される。聞くとその婦人の家族はマンダロリアンを観た事があるのだと言う。
タクシー業はゴメンだとぼやきながら、渋々これを承諾するディンだったが…
銀河帝国崩壊と共に、宇宙全体で圧制と迫害もそこそこ軽減されたろうが、一方で反乱軍側の連中も恐れられている様子がそれとなく描写されている。撃ち合いにこそならなかったが、X-ウィング二機の追跡を振り切るべく、空中を縦横無尽に駆け抜けるレーザークレストに目を奪われる。
ディンの船に同行する事となる、カエルっぽい女性もまた印象的。ベイビーヨーダもそうだけど、グロくもあるが愛嬌もそこそこ感じさせるデザインで、また動作のひとつひとつもかわいらしかった。演じたスーアクさん、流石です。
劇中では更に、まだまだヒトの手が入り切らない、環境が厳しい惑星が多くある事も示唆された。辺鄙な場所ではまともに栄養も摂れないだろうから、捕食者はとにかく淡々と待ち続けている。うっかりテリトリーに入り込んだ侵入者に彼らは容赦しない。
X-ウィングのパイロットが語った様に、生き残るには誰であってもまだまだ「厳しい時代」なのだという事を再認識させてくれたエピソードだ。
なんとかコックピットの修繕だけでも完了させ、ボロボロな状態ながらも氷の洞窟から抜け出すレーザークレスト。ディンとカエル婦人がシートにもたれて一息つく場面で、自分も一気に弛緩してしまった。と同時にベイビーヨーダにイライラ…
第三話ではカエル婦人のダンナさんともきっと会える事だろう。次なるマンダロリアンの情報も気になるし、タマゴ達が気付いたら無くなってたりしないだろうかと心配にもなる…