血を吸う大地ッ!!

映画,ゲーム,ドラマの感想ダラダラ書いてる

STARWARSコミュニティに余計な火種がまたひとつ…

またしても火に油…

ちょっと前にデイヴ・フィローニがSTARWARSフランチャイズにおけるエグゼクティブ・プロデューサーに昇進したって話があった。個人的な感想だが、クローンウォーズに慣れ親しんだファンにとって、現在Disney+で独占配信されている各STARWARSスピンオフはどれも馴染みやすい雰囲気なのではと感じている。

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『最近、どうも理解出来ない動きが見受けられるな

『不規則で、信頼出来ず、だらしが無い…』

『君だけは違うぞ。キミは今でも素晴らしい』

その為、デイブの昇格を知ったファンの多くは安堵すると共に、祝福するような暖かいムードだったんだが、ココに来て癪に障るようなニュースが飛び込んで来た。

世間での評価は中々らしいが、個人的にJJとライアンが監督した新三部作はぶっちゃけ好きでは無い。脚本は粗削りで見せたい物の焦点が分からず雰囲気も全体的に子供っぽく、新参キャラクターの掘り下げもイマイチ、更に過去作から引き継がれた登場人物たちや設定にもリスペクトが感じられなかった。

思い返せば新三部作の中途半端な感触は、プロデューサーであるキャスリン・ケネディや監督ら製作陣の、この計画性の無さに起因していたのかと納得。また、ジョージ・ルーカス本人と共にクローンウォーズを製作し、アソーカやレックス、ケイナンといったキャラクター達を今日まで創り上げて来たデイヴとルーカス傘下のクリエイターを差し置き、JJとライアンに全権を明け渡していた当時のキャスリンに対し、ネットではまたしても批判まじりのツッコミが飛び交っている。

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『ワタシ、スターウォーズダイスキー』(棒)

JJ・エイブラムスという男

本人は自らを映像作家と定めて一貫してる風だが、クリエイターの才能に関してはかなり辛辣な評が多いJJ。

各方面に顔が広く、高額な予算を任される事も多い人物である事は確かだが、JJが携わったシリーズ物は揃って賛否が割れる内容*1で、しかも何かと深刻そうな伏線だけ貼りたがる性癖もあり、サブカル層からの支持はかなりビミョーな物と言っていい。

それとJJの計画性の無さは今に知れた話では無い。彼がドラマシリーズのLOSTを手掛けた際、ドラマ製作前の試写フィルム版だけで1,400万$溶かし、当時のプロデューサーのクビが飛んだ事もあった。その為、もう脚本やメガホンは担当せず、企画と資金集め役としてプロデューサー業に専念するべきという意見もかなり見受けられる。

一応フォローしておくと、JJの人好きと金目に対する用意周到さは結構有名であり、JJが当時まだ無名だった頃から付き合いがあったと語る日本人の作家やクリエイターもかなり多い。個人的にSTARWARSでかなり複雑な心境に置かれた経験から、今後のJJの活躍は遠巻きに眺めたい所だ。*2

*1:スタートレック、ミッション・インポッシブル、STARWARS、クローバフィールド等々。

*2:と思ったらハリウッド版『君の名は。』のプロデューサーにJJの名が!!!! うーん(落胆)