あらすじ
外宇宙へとその歩みを広げた人類。
宇宙間製造で莫大なシェアを誇る巨大企業『IMC』は
当初、全面的な宇宙開拓の支援を公約として掲げ、
これを頼りに、多くの人類が宇宙に旅立った。
しかし、約束された支援の手は果たして訪れなかった。
初期の入植者達は過酷な境遇を強いられながらも、決して諦めはしなかった。
数世代の変遷の後、開拓計画もどうにか軌道に乗り始めた。
遂に、人類は肥沃な環境を有する星々をその手にした。
この惑星群は『フロンティア』と呼ばれ、多大なる恵みを人類にもたらした。
だが、試練は終わらなかった。
『IMC』である。
彼らは当初の公約を反故にしたばかりか、『フロンティア』の収用権を主張。
開拓者達の子孫らはあまりに傲慢な企業の姿勢に反発すると、
『IMC』は強大な武力を持って、これを制圧せんとした。
企業の脅威に備えるべく、開拓者達は『民兵』を募り、抵抗を開始。
敵の戦力は圧倒的だったが、『民兵』側の攻勢もまた凄まじかった。
自分たちで創り上げた星を、自らの手で必ず護る…
強い想いを胸に秘め、兵士達は死に物狂いで闘い続けた。
そして、戦場には若きライフルマンジャック・クーパーの姿もあった。
レビュー「漢泣かせなイベント多数! ロスプラ2難民歓喜なFPS」
オススメ強度:★★★★★
クレジット観てビックリしたのが、これ総監督が日系人な事に加えて
アジア出身者のクリエイターが多数参加してるんですね。
無印の頃から「ジャパニメーションリスペクト‼!」と
開発陣が声高らかに豪語しておりましたが、ありとあらゆる場面で
日本アニメの要素やオマージュが見て取れます。
今回もタイタン紹介の企業プレス風ビデオが本編付属!!こういうのほんとすき。
タイタンはいずれも、あえてスタイリッシュさを捨てたごつく泥臭いデザイン。
む せ る
ロスプラ難民はより親近感が湧く事かと思います。
肝心の操作感はまずまずといった印象。
欲を言うならば、ジェスチャーとかアピールが欲しかった所。
一方、感度設定が独特で賛否両論。例えば他のFPSならば、
0~100の数字でAIM感度を設定出来る物が、TF2だと出来ません。
これは普通に数値で設定したかったですね。
ローカライズは極めて丁寧ですが、〇ボタンと×ボタンが入れ替わってます。
つまり、×で決定して〇でキャンセル。これは正直かなりイヤな仕様でした。
感度設定と含めてアプデで直る事に期待です。
パイロット操作時は壁走りや光学迷彩、ワイヤー等を駆使して
三次元的な挙動で戦場を縦横無尽に駆け巡る事が可能。
そしてタイタン搭乗時は、圧倒的な火力を誇る重火器で敵を蹂躙出来ます。
とにかくダイナミックで楽しい!!
特にロスプラ難民はメチャクチャにハマると思います‼
シングル&マルチの感触
無印では未搭載だった本格キャンペーンも今作から実装。
宇宙間紛争の概要がようやっと判明しました。
とにかく壁走りありきで、失敗すると即死な点はやや不満ですね。
無印時代からボト〇ズ、ボ〇ムズ言われてますが、
BTが次第に打ち解け、感情豊かになる描写はむしろガンヘッドを彷彿とさせます。
全体としてみるとボリュームは少な目ですが、要所でロマンに満ちた演出があり
正直、かなり漢泣かせな内容です。BT!!!!(血の涙)
王道ながらも波乱に満ちたクーパー&BTの冒険に刮目せよ!!
マルチはバウンティか消耗戦で闘ってます。
一作目は全体的に灰色っぽかった景色も、かなり彩り鮮やかになりました。
基本は無印と一緒ながら、だいぶ内容が変わっております。
①バーンカード廃止
代わりに「ブースト」へ変更。効果も飽くまで一時的なものとなってます。
無印は某TCGよろしく複数のカードの中から
切り札を選択出来ましたが、今作は原則一つのみ。
(一応「ダイスロール」ブーストで疑似的にバーンカードっぽく出来るけど…)
よく言えば「劇的」、悪く言えば「バランスブレイカー」だった
永続効果のバーンカードも見直され、だいぶ落ち着きました。
そうは言っても、ブーストの効果はいずれもバカに出来ないので対策は念入りに!!
②全体的にタイタン下方修正
Standby for TitanFALL!! ぶっちゃけ火力も装甲も落ちてます。
無印やってからTF2仕様に触た場合、柔らかさに愕然とするかも。
これは世代が進むに連れ、タイタン自体が廃れ始めたと考察出来なくも無いです。
タイタン搭乗より、歩兵でゲリラ戦が好きなら今作仕様も良いかもですが、
タイタン一機で形勢逆転すらあり得た無印からだと何だかなぁ、という印象。
まぁ中盤辺りでスーパータイタン大戦になるのは変わり無いがな!!
それと搭乗アニメーションが一人称視点ではなく、三人称視点になってます。
個人的に一人称視点で乗り込み⇒タイタン起動までのプロセスが
最高に滾る内容だったので元の仕様に戻して欲しいです…
③撤退戦はいつもどおり
誰が言ったか「死体蹴り」タイム。
敗走側はとにかく輸送船に乗って戦地から撤退。
勝利者側は何とかして敗残兵全員を排除せよ!という内容。
もし敗走チームメンバーが無事に帰還出来た場合、経験値にボーナス付与。
両チームとも、この撤退戦ではリスポン出来なくなるので気が抜けません。
正直、本戦よりこっちの「撤退戦」の方が展開にドラマが生まれ、滾ります(笑)
④ボットが少なくなってる?
無印では定番だったNPCボット兵群。コイツらを倒す事でもポイントは稼げるので
PVPがしんどいという方でも勝利に貢献出来ました。
今作では全体的にボットの数が減少してる感じです。
ボットの代わりにパイロット殺せって事だろうけどやっぱしんどい…
それとタレットも廃止され、スペクターハッキングも地味に出来なくなりました。
まとめ
大好きだったロスプラが撃沈してから
更なる「巨大メカを駆使して闘うシューティング」を熱望しておりました。
TITANFALLシリーズは、まさしく私の想いを満たしてくれるゲームです。
アニメが好き過ぎる開発陣は、熱くなれるギミックや演出を
次々披露してくれてとにかく飽きさせません。
既存シューターとは違う、一風変わったエンタテイメントFPSに仕上がってます!
是非とも、日本に住む多くのゲーマーに触れて欲しい逸品です!
君も!フロンティアで逃げ惑う敗残兵と握手!!
以下、余談。一部で「イオン」の声がめっちゃウケてるらしいですが、
BT以外、ありえませんから(ク並感)