血を吸う大地ッ!!

映画,ゲーム,ドラマの感想ダラダラ書いてる

何でもござれな特撮アクション『MORTAL KOMBAT』をザックリとレビュー

グロテスクだが雰囲気は完全に「劇場版! ●●VS○○!!」的なノリ

オススメ強度:★★★☆☆

格闘ゲームの一タイトルとして長い歴史を有しながら、内蔵がド派手に飛び散り、四肢すら小枝の様に斬れたり折れたりする過激な表現もあってか、我が国日本は勿論の事、アジア諸国やオセアニア地域で長らく「おま国」状態になっている"MORTAL KOMBAT"が久しぶりの劇場映画化。*1

タイトルやキャラクターを知らずとも、各キャラ固有のグロ過ぎ、気色悪過ぎな特殊勝利演出FATALITYBRUTALITIES は知っているというゲーマーの方も少なくないと思う。

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*1:スペルミスでは無くホントに公式でこの綴りになっており、S"C"orpion"C"etrionJohnny"C"ageといった一部のキャラクター名を除き、モーコン世界では"C"がほとんど使用されない、という設定

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北欧神話の新しい解釈??『ロキ』S1最終章をザックリとレビュー

幕引きにしては漠然とした印象だが…

オススメ強度:★★★★

※ネタバレ注意!

7月の間は心身共にずっとバタバタしてたが、今週末はどーにかこーにか落ち着いた感じだ。

というワケでだいぶ日を跨ぎましたが、張り切って『ロキ』のシーズン1のグランドフィナーレをレビュー。

少なくない犠牲を伴いながらも超生物アライオスを操る事に成功したロキシルヴィ。宇宙的な洋館に誘われ、屋敷の持ち主(ジョナサン・メイジャース)と対面するも、予想もしない事の運びに二人は面食らってしまう。"在り続ける者"”征服者””支配者”と物々しい肩書を並べ立てるその男の、飄々とした独り語りに翻弄されっ放しの"悪戯の神サマ"達。

呆気にとられる二人をそのままに、”征服者”は思いがけない提案を打診するのだが…

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現状、なかなか時間にゆとりが持ててません。

環境の変化についてご報告

お題「気分転換」

今回はフツーに日記と言うか、現状報告であります。はい。

と言うワケで前回の投稿から20日ほど経過。7月も終わりという時分であります。

実は6月末に転職してました。今は諸々が様変わりした事もあり、働きながら生活のバランスが上手く取れないかどうか、色々と試行錯誤してる最中。

職場の人間に対してイラついたりストレスを感じる事こそあれ、現場の雰囲気はガチガチに厳しい訳でも無く、過去の職歴の助けもあってか仕事の内容も取っつき易く、今の所は心身共に負荷も無く伸び伸び働けていると感じる。

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エモ過ぎる卑怯者達の悪あがき『ロキ』S1EP5をザックリとレビュー

混沌極まる虚無の世界

オススメ強度:★★★★★

※ネタバレ注意!

木曜の朝から配信されていたらしくDLして会社の駐車場で眺めていたが、諦めて帰宅した後に最初から鑑賞。通しで観てたらマジで泣きながら仕事してたかも。前回、不意を突かれてレンスレイヤーに剪定されたロキ。果たしてTVA謹製の剪定棒は単なる転送装置であり、剪定した対象を時空を呑み込む究極生物アライオスの縄張りへ誘う、地獄の片道切符だった。

真相を探るべくシルヴィがレンスレイヤーをTVA本部で尋問している一方、転送先で目覚めたロキは、ヤバいガラクタだらけの虚無世界でとんでもねェ仲間たちと対面する事になる…

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考えるな!感じろ!!な武闘派怪獣プロレス『ゴジラvsコング』をザックリとレビュー

ホントに殴り合ってばっかだな…

オススメ強度:★★★★★

※超ネタバレ注意!+今回はちょっと字数多めです!

日本は勿論、世界中の怪獣マニアやSci-Fiファン、そして特撮オタクが待ち望んでいた、超大物怪獣同士のデスマッチ・タイトルがようやっと日本にも上陸。と言うのも、新型コロナの影響下で本国アメリカでは当の昔に劇場公開+デジ配信で公開されていたモノが、ここ日本ではどうしても劇場興行をこなしたい東宝の意向もあり、スケジュールがズレにズレまくっていた経緯がある。

これから劇場で鑑賞予定だけど、手痛いネタバレを喰らいたくないと言う、そこの貴方! 絶対にamazon youtube で本作の検索をしない事!! いや、もうホントに冗談抜きでネタバレばっかである!!

結論、『日曜の昼に頭カラにして観るバカ映画として最適な一作だった』と断言して良い仕上がり。冒頭、オカルト雑誌『ムー』みたいな文言のラッシュと、ギャレス版ゴジラ、そしてKOMや髑髏島に登場した怪獣たちが映し出され

[DEFEATED] 敗北!!

[DEFEATED] 敗北!!

[DEFEATED] 敗北!!

の表示と共に、トーナメント上にゴジラとコングが向かい合う演出から「あ、これマジメに観てたらアカンやつだ」と確信。この頭悪い導入のおかげもあってか、かなりリラックスした気分で最後まで楽しめた。

思い返せばその昔、大人たちが何も無いスタジオに着ぐるみと大量の火薬、そしてフィルムを持ち込み、多様な怪獣達の映画を作っていた時代から幾数年。今度は、当時子供だった製作者たちが数十億のカネを持ち寄り、形や技術こそ違えどまたしても同じ映画を大真面目に作ってると思うと何か感慨深い物を感じる。ただ、個人的に思う所はもう少しゴジラに華持たせても良かったのでは??とも思った。*1

*1:面白かったのが予告編の編集。WBのグローバル版ではコング主体な一方で、東宝配給の日本版ではゴジラがコングを圧倒してる風な演出に。予告編の最後に鳴り響く雄叫びも、ワーナー版⇒コング、東宝版⇒ゴジラとなっている。

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謎が謎呼ぶTVAの真実『ロキ』S1EP4をザックリとレビュー

ドラマが盛り上がる一方、悲劇もヒートアップ!!

オススメ強度:★★★★★

※ネタバレ注意!

ラメンティスの崩壊を目の当たりにするロキシルヴィ。星の崩壊と共に死を悟った二人は、皮肉にもようやっと本音で語らい始める。

一方、TVAは時間軸の急激な歪みを検知。思いがけずロキ達の痕跡を察知したTVAは二人をラメンティスから連行する。時間軸の動きを不審に思ったメビウスは、再びロキを尋問するのだが…

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ラメンティスの憂鬱…『ロキ』S1EP3をザックリとレビュー

展開はともかく、キャラ立ちと掘り下げは中々

オススメ強度:★★★☆☆

大量のリセット・チャージで時間軸を無理矢理捻じ曲げようとした魔女(ソフィア・ディ・マルティノー)の後を追う、ロキ(トム・ヒドルストン)。タイムトンネルを通り、TVAに再出現した二人は居合わせた職員やレンスレイヤーも巻き込み、殴ったり斬り合ったり消滅させたりと揉めに揉める。

隙を付いてタイム・パッドを起動し、魔女ごと瞬間移動したロキ。しかし行きついた先は、間もなく滅亡を迎える星ラメンティスであった。とっさにタイム・パッドを魔術で消し、魔女に協力出来ないか交渉を持ち掛けるロキだったが…

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